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議会条例報告会 中央が小坂委員長、右が私 12日
加須市議会は、市民との連携・協働を推進し、議会改革に取り組んでいます。議員団から私と小坂徳蔵団長が、議会改革特別委員会に入って協議を行っています。
市議会は、議会の最高規範となる「加須市議会基本条例」を、6月市議会最終日(29日)の本会議で、全会一致で可決しました。そして、今月3日から施行しました。
市議会は12日、市民公開研修講座「市民ととともに進める議会改革」―加須市議会基本条例制定報告会―をパストラルかぞ多目的室で開催。大勢の参加者と議員で、会場はいっぱいになりました。
はじめに、党議員団長の小坂徳蔵・議会改革特別委員会委員長が挨拶。続いて、閉会した6月市議会の報告を小勝裕真・議会改革特委副委員長が行いました。
その後、小坂委員長が市議会基本条例の内容について、以下の4点について説明。
①なぜ、市議会改革をすすめるのか
②市民とともに創った市議会基本条例
③基本条例の特徴とポイント
④市議会改革の現状と課題について、説明しました。
さらに、小坂委員長は条例制定にあたって、市民と協働してすすめてきた経緯を、以下の3点について報告しました。
①市議会改革アンケートを実施(昨年2月〜3月)
②条例素案の公聴会を実施(昨年11月)
③条例案のパブリックコメントを実施(今年1月〜2月)
このように、市民の意見を踏まえて条例案を策定し、6月市議会に上程、可決しました。
最後に、小坂委員長は、「市議会基本条例の制定は、市議会改革のあくまでもスタートに過ぎない。今後、議員一人ひとりの意識改革が求められてくる」と強調しました。
その後、市民との意見交換が行われ、参加者から1時間にわたって、以下のような意見等が出されました。
◆市議会の熱い思いを評価したい。
制定した以上は、議員が 守っていくことが大事。
◆市議会の意欲を感じ、嬉しい。
もっと多くの市民に伝えるため、日曜日が良かった。
◆議会力・議員力を一人一人が早くつけて欲しい。
◆市議会の積極的な姿勢に敬意。実を結ぶよう期待したい。
◆市民との距離を縮めることは大事。
ネット中継など検討して欲しい。
このように、「市民ととともに進める議会改革」の市議会基本条例報告会は、市民との連携・協働をさらに推進する、有意義な会議となりました。
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講演する片田敏孝教授 パストラルかぞ大ホール 20日 西日本豪雨災害では、14府県で死者218人、安否不明者12人(20日現在)の甚大な被害となりました。今も厳しい猛暑の中、約5千人の方が避難生活を送っています。連日、全国から大勢のボランティアが駆けつけ、救援と復旧に全力を上げています。
加須市は、利根川と渡良瀬川の2つの大河を有しています。1947年9月には、カスリーン台風で利根川右岸が決壊し、広範囲に浸水、死者1100人に上る大惨事となりました。
豪雨災害に備え、加須市防災講演会が今日21日、2会場にわたって開催され、大勢の市民が参加しました。
防災講演会の主催は加須市。午前のパストラル大ホールの会場には、議員団から私、小坂徳蔵議員、松本英子議員が参加。午後は、利根川と渡良瀬川に囲まれた北川辺地域を会場に行われ、及川和子議員が参加しました。
講師は、片田敏孝・東京大学大学院情報学環特任教授。片田教授は、利根川中流4県境広域避難協議会アドバイザー、加須市防災会議の委員を務めています。
片田教授は、西日本豪雨の特徴について、地球温暖化の影響で尋常ではない多量の水蒸気が発生し、線状降水帯により、ものすごい雨量が面的、かつ長期間にわたって降り続き、被害が拡大したと解説。広域災害だからこそ広域避難が必要、しかも早い時期に広域に避難することを強調しました。
さらに、西日本豪雨の岡山県倉敷市真備町地区で起きた浸水被害について、本流の水量が増水し、支流との合流でバックウオーター現象が発生して堤防が決壊。
これは利根川と合流する渡良瀬川にも当てはまる、と指摘。そうなれば、加須市も被害が広範囲に、そして長期間に及ぶと解説。利根川が氾濫したときは、浸水地域の外に避難する広域避難を重ねて強調。避難3原則は、「想定にとらわれるな」「最善を尽くせ」「率先避難者たれ」と述べました。
最後に片田教授は、「災害が発生したら地域みんなで逃げる」「官民挙げて災害に立ち向かい、連帯・連携の関係をつくること」の重要性を述べました。
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行進を終え支所の前に集合 19日
今年も平和行進の季節がやってきました。猛暑のなか19日、騎西地域で核兵器廃絶を訴えて、原水爆禁止国民平和大行進を行いました。
1945年8月6日は広島、9日は長崎に原爆が投下されて今年で73年。平和行進は1958年に始まって60年目を迎えました。被爆地広島・長崎をめざし、毎年10万人が参加する、国民的行事になっています。
通し行進者と私
この日、参加者は騎西総合支所前に午前9時に集合し、行進に先立ち出発式を開催しました。進行役は私が務めました。
はじめに、騎西総合支所・大熊和夫支所長が激励の挨拶。続いて、埼玉県原水協・伊藤稔理事長が挨拶。さらに、5月北海道を出発した、通し行進者の栖原秀雄さんが核兵器廃絶の思いを語りました。
その後、私が情勢報告。一年前に核兵器禁止条約が採択されたこと、米朝首脳会談の非核化に向けた交渉がスタートしたことを紹介し、被爆者の長年の訴えや平和行進など国内外の草の根の運動が、核廃絶に向けて世界を動かしていると報告。「この取り組みに確信し、さらに進めましょう」と激励。
最後に、参加団体の埼玉土建加須支部、年金者組合加須支部、行田民主商工会、新婦人加須支部の4団体が核兵器廃絶に向けて決意表明を行いました。
そして、参加者は猛暑のなか、平和行進をスタート。商店街を歩きながら元気に、「核兵器なくそう」「核兵器いらない」「9条を守ろう」「戦争いやだ」「原発なくそう」「ノーモア ヒロシマ・ナガサキ」と訴え、沿道の方々に共感が広がりました。
こうして、平和行進は、久喜市、伊奈町、蓮田市に引き継がれていきました。引き続き、被爆者国際署名のご協力をお願いします。
商店街を行進する参加者



