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雲がおもしろい季節 19日 |
9月15日は「敬老の日」―多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。ところが加須市政は、昨年度から「白寿」と「百寿」の敬老祝金を減額しました。
私は10日の本会議で、敬老年金の減額について市長をただしました。
加須市敬老祝金贈呈に関する条例第1条では「高齢者に対し、敬老祝金を贈呈することにより、敬老の意を表するとともに、長寿を祝福することを目的とする」と定めています。
そして、長寿の節目となる喜寿、米寿、白寿、百寿の年齢に達したとき、その長寿を祝福し、さらなる長寿を願って敬老祝金を贈呈しています。
ところが、大橋市政は2017年度から敬老祝金を減額しました。「どこを削ったのか」―長寿の中でも特に記念すべき、誰もがあやかりたいと思い願う、長寿の敬老祝金を、99歳の「白寿」は8万円から5万円の約4割、100歳の「百寿」を10万円から5万円の半分にそれぞれ減額してしまいました。
敬老祝金が減額となったのは、99歳の37人と100歳の18人の合わせて55人、合わせて201万円の減額です。長寿のお祝いで最も祝福される方々です。決して多い人数ではありません。それだけ白寿、百寿を迎えるということは大変なことだということがわかります。
市長は民生委員の会議で、「白寿と百寿の敬老祝金を減額し、その分で民生委員活動費を月額6千円から7千円に引き上げました」と説明しました。これを聞いた民生委員から、「白寿と米寿の敬老祝金を減らして、自分達の活動費が上がったと聞き、非常に心苦しいです」という声があがっています。
私は、「条例の第1条で定めている、敬老の意を表する、長寿を祝福するという目的はいったいどこに行ってしまったのか。高齢者は楽しみが減った、がっかりしたと言っています」ときびしくただしました。
その上で「最も盛大にお祝いしなければならない長寿の白寿と百寿の敬老祝金を減額するなど言語道断です。削るなら、ムダ遣いの同和事業か、身の丈を超える野中土地区画整理事業を削るべきです。市長は、政策判断を誤りました」ときびしく指摘しました。
大橋良一市長は「社会保障費であっても変えていかなければならない。長寿社会の状況を軽視していくことではない」と答弁しました。
9月15日は「敬老の日」。多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。私は、高齢者が安心して暮らせるよう、長生きしてよかったと思っていただけるよう、引き続き力を尽くします。
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