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にゃン太、やけどするよ |
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私は5日の本会議で4項目…◆育児支援と児童虐待防止、◆学校における子どもの安全対策、◆障がい者福祉の推進、◆橋りょうの安全対策を取り上げて一般質問行いました。一問一答方式で1時間にわたって展開しました。
育児支援と児童虐待防止では、児童虐待のリスクを取り除くため、産後うつの健診費の助成を提案。市は「新年度に向けて前向きに検討する」と答弁。以下は要旨です。
新聞報道によれば、2015年度の虐待件数は10万3千件超で、過去最多。市内では、昨年度49件の児童虐待(身体的虐待16件、性的虐待2件、心理的虐待18件、ネグレクト13件)が発生。今年度はすでに上半期で48件発生。本当に憂慮すべき事態です。
児童虐待等の背景には、若い世代の雇用破壊と貧困の拡大、また、出産後の育児不安や強度のストレスなどがあります。
現在、加須市は、生後4カ月までのすべての赤ちゃんを訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」に取り組み、昨年度は約688件訪問。この目的は、①乳児家庭の孤立化を防ぎ、親子の健全な育成環境を確保する、②産後うつを防ぎ、適切な養育を確保すること。
訪問の際に行っているEPDS調査(エジンバラ産後うつ病自己調査)で昨年度、産後うつの可能性が高いとされたお母さんは54件、12人に1人。特に出産から2週間頃に発症するリスクが高く、早めの対応が鍵です。
そこで私は、厚労省が産後うつの予防に向け、来年度から健診費を助成する方針であると報じられていることを紹介。内容は、産後2週間と1カ月の2回、国と市町村の折半で費用を負担するもの。
私は市に対し国と合わせて、産後うつの健診費を助成するよう提案。医療健康部長は、「国の動向を注視し、前向きに検討したい」と答弁しました。
私は、市内で産まれたすべての子ども達が愛され、健やかに育つことを願います。