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市民が撮影した米軍機 (2017.1.30) |
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市内上空で頻繁に行われている米軍機による低空飛行訓練。防衛省北関東防衛局や市役所には、市民から騒音などの苦情が寄せられています。
佐伯由恵議員は6月市議会の一般質問(6月26日)で、市民の声を紹介し、市民が安心して生活できるよう、市に対して相談窓口設置など適切な対応を求めました。
関東平野上空には幅約10㌔、長さ3百㌔にわたり、米軍横田基地が管轄する専用空域(横田エリア)があります。埼玉上空はこの空域にすっぽりと覆われていて米軍機の低空飛行訓練が繰り返し行われております。市内でも米軍の輸送機C130等による超低空飛行が頻繁に目撃され、市民が不安を募らせています。
佐伯議員は、防衛省北関東防衛局が作成した、『米軍機の飛行に係る苦情等受付状況』を示し、「県の苦情件数は111件(2012年度〜17年度)、うち市民の苦情は6件」と説明。写真も提示しながら内容を紹介しました。
◆2014年 1月 10時 平成国際大学上空 輸送機3機・高度300㍍以下
「低空で飛行しうるさい、恐かった。米軍等に伝えて欲しい」
◆2015年 11月30日 20時 旗井付近
「昨日から今日にかけて軍用機のような飛行機が低空飛行。すごい音で恐い」
佐伯議員は「 これは氷山の一角。私の手元には市民からの苦情が多数寄せられています」と述べて市民の声を紹介しました。
◇花崎では、米軍機がライオンズマンションにぶつかるのではないかと思うくらいの低空飛行で危機感を強く感じた。14階の住民は、機体で当たりが暗くなった。本当に恐かった。
◇旗井は頻繁に飛んでいる。
◇下谷(羽生との境)では、家の真上を米軍機が超低空で飛行。パイロットの顔が見えるくらいだった。
◇種足では、毎日のように音を立てて飛んでいる。
◇芋茎では夜間もお構いなし。大きな音で飛んでいる。
さらに佐伯議員は、「市役所にも市民から苦情が寄せられています。市に相談窓口の設置し、適切に対応するよう」提案しました。
これに対し、大和田一善環境安全部長は「自治協力団体や市民から要望があり、県環境事務研究連合から低空飛行を制限していただきたい旨、県基地対策協議会を通じ防衛省等へ要望した。苦情が寄せられた際には話を伺い、防衛省北関東防衛局や入間基地の窓口を案内し、必要に応じて国・県と連携を図っている」と述べ、引き続き対応すると答えました。