7月15日、日本共産党は1922年(大正11年)の創立から95周年を迎えました。
日本共産党が躍進し自民党が歴史的大敗を喫した東京都議選、人類史上初の核兵器禁止条約の採択など、党の節目となる記念日を歴史的大激動のなかで迎えました。
この1世紀近い歴史には、国民主権、平和と民主主義の旗を不屈に掲げ、時代を切り開いた歩みがしっかりと刻まれています。
日本共産党が創立された戦前は、「天皇絶対」の専制政治と人権抑圧体制でした。自由な発言は許されず、異論を唱えれば容赦なく抑圧されました。
日本共産党は侵略戦争と植民地支配に反対し、反戦平和・自由と民主主義のために、命をかけてたたかい抜きました。多くの先輩が逮捕、投獄され、拷問で殺害されました。 日本共産党の勇気あるたたかいは、日本国憲法の戦争放棄、主権在民にしっかり明記されました。
いま、安倍晋三政権は憲法を変えて、戦後の日本のあり方を根本的に変えようとしています。
「戦争法」や「共謀罪」法の強行、加計・森友学園に見られる「国政私物化」、問答無用の強権政治に、多くの国民が強い危機感を持っています。それは、都議選で自民党の大惨敗という形で劇的に示されました。
都議選での日本共産党の躍進は、安倍暴走政治と真正面から対決する党への期待の表れです。安倍政権を倒し市民と野党の共闘を果敢にすすめる共産党への信頼と期待も寄せられています。安倍政権を追い詰めるたたかいを、ご一緒に進めましょう。
ニューヨークの国連会議で、核兵器禁止条約が国連加盟国の約3分の2の賛成で採択されました。戦後一貫して、核兵器廃絶と被爆者援護を掲げ続け、国連会議成功にも貢献した党として大きな喜びです。「核兵器のない世界」の実現へ、唯一の戦争被爆国の党として力を尽くします。
歴史の本流と逆流が激突する戦後かつてない激動的な新しい時代の中で、日本共産党の役割と責任はますます重要となっています。
5年後は党創立100周年です。未来に向けて多くの国民と力を合わせ、日本の新しい政治を前に進めるために力を尽くす決意です。
多くの方に入党と「赤旗」のご購読を心から呼びかけます。