25日、市議会議員を対象に「医療診断センター」(以下はセンター)の内覧会が行われました。目的は、センターの内容と役割について、理解を深めるためです。
センターは、医療機関で個別に設置することが難しい高度医療機器を市が設置し、常勤の放射線科医と医療スタッフが常駐してかかりつけ医の依頼により、患者の画像診断を行なっています。高度医療機器は、MRI(磁気共鳴診断装置、1・5テスラ)、CT(コンピュータ断層撮影装置、64列)、マンモグラフイ(乳房エックス線撮影装置)。運営は加須医師会に委託しています。
2004年の開設から10年間の検査は累計4万5千件を超え、疾病の早期発見・早期治療に貢献しています。 昨年度の一般検査・乳がん検診・脳ドック等の利用件数は4550件となっています。
医師不足の影響を受け、昨年度は放射線科常勤医が不在となり、開設以降、かつてない困難に直面しましたが、関係者の努力によって、これまで非常勤で勤務されてきた医師が、今年6月から常勤医として勤務しています。