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介護保険が2000年にスタートして18年目。依然として「介護心中」「介護殺人」は表面化しているだけも年間50件~70件とほぼ毎週1件の頻度で発生。また、家族の介護のため仕事をやめざるを得ない「介護離職」は年間10万人に上り、家族が経済的・肉体的負担をかかえる「介護地獄」は蔓延しています。
特別養護老人ホームはいっぱいで行き場のない「介護難民」「介護漂流」や施設は介護従事者が集まらず人手不足で「介護崩壊」の危機が続いています。
このように、介護保険制度は、国の度重なる給付抑制・利用者負担増により、まさに「介護の危機」と言っていいでしょう。私は、6月市議会で要支援の在宅サービスについて高齢者の立場で質問しました。
今年4月からは、総合事業がスタートします。これまでの介護保険の在宅サービス=ホームヘルプサービスとディサービスは、要支援者も要介護者も同じように利用することができました。
ところが、4月から要支援者については保険給付から外され、総合事業に移行。介護費用を削るため、国は無資格者等のサービスを可能にしました。なお、具体的な内容等は、市に委ねられました。
加須市の内容は、これまでの専門性を有した「サービスS」(現行相当サービス)に加え、基準を緩和し無資格者でも提供可能にした「サービスA」、ボランティア等による住民主体の「サービスB」、短期集中予防の「サービスC」などです。
では、一人一人の移行に当たってどのように対応するか。私は、「介護保険の実施主体はあくまでも加須市」であることをふまえ、市の裁量を発揮して、要支援者が重度化しないよう、現行相当サービスを基本に対応するよう、一貫して提案してきました。6月市議会では、その現状について説明を求めました。
これに対し、小池成和福祉部長は、①総合事業の移行見込み人数は412人(平成29年3月末まで訪問または通所介護サービスを利用した方)、②移行した方は62人、③「サービスS」(現行相当サービス)は計76人(訪問及び通所)、④「サービスA」と「サービスB」及び「サービスC」はゼロと説明しました。
私は「現行相当サービスに100%移行。これが基本。高齢者の介護度が重症化しないよう、専門性の高い現行相当サービスを基本に引き続き対応するよう」に提案しました。
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加須市は、「特定健診」の受診率が県内最下位です。そのため、受診率向上に取り組んでいます。
市の医療費は、年々増加の一途をたどっています。私は、市が行った健康実態調査結果を分析。主な疾病は、生活習慣病に起因するがん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病などで、市民が生活習慣を改善し、健康への醸成を図ることが必要です。
私は、市民のいのちと健康を守るため、6月市議会の一般質問(26日)で、保健師が地域に出向き、市民に対し、きめ細かい保健指導を実施するよう提案しました。
市は「第2次健康づくり推進計画」(計画期間2016年度~18年度の3カ年)を策定するため、「健康意識調査」(15年5月~6月)を実施。その結果、「健康に気をつけていない」(23・2%)、健診について「どれも受診しなかった」(27・7%)、がん検診について「どれも受診しなかった」(61・6%)、食生活について「問題があると思う」(53・6%)でした。
私は調査結果をふまえ、市民に対して生活習慣を改善し、健康への醸成を図ることの重要性を強調。その上で保健師等が地域に出向き、生活習慣病予防の保健指導、健診の重要性・普及啓発、食生活改善の栄養指導などきめ細かい保健指導を提案しました。
さらに、今年度から騎西・北川辺・大利根地域の保健センターを加須保健センターに集約し、職員や保健師を削減した問題を指摘し、きめ細かい保健指導に向けた体制作りをつよく求めました。
これに対し大橋良一市長は、「事業ごとに保健師を含め、専門職を集中的に投入して地域に当たっていく。市民とともに保健行政を展開していきたい。今後も保健センターや保健業務の適切なあり方は、常に検討をしてまいりたい」と答えました。