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          ソバの花 
 
 市内には8つの中学校があり、毎日約2,800人の生徒が学んでいます。その多くが運動部や文化部の部活動に取り組んでいます。一方、部活動の過度な練習による子どもの健康について保護者から心配の声が上がっています。
 
 私は保護者の声を受け止め、14日の本会議で子どもの健康と部活動について質問しました。
 
 本来、部活動とはスポーツや文化に親しみ、自主的に活動するところです。自主性を伸ばし、自治の力を育み、友達と交流し、豊かな人間関係を築くところです。このように部活動は、生徒の多様な学びの場として大変意義のある活動となっています。
 
 では、市内中学校の実態はどうでしょうか。子ども達は、過度な練習で疲れていないでしょうか。
 
 私の質問に対し、杉田勝・学校教育部長は、全中学校で平日の休養日を設置している、土日のいずれかを原則休みにしている、活動時間は放課後平均1時間36分であると説明しました。
 
 しかし、私の調査によれば、休養日が徹底されていない、練習時間は長時間に及ぶ、夏休みはお盆まで1日も休みがないなど、子どもにとってハードな練習になっています。そのため、子どもの健康を心配する保護者から、休養日をつくってほしい、長時間練習はやめてほしいという声があがっています。
 
 そこで、私は、スポーツ庁「運動部活動の在り方ガイドレイン」や埼玉県「部活動の在り方に関する方針」で、①週2日の休養日(平日で1日、土日で1日)を設ける、②活動時間は平日2時間、休日3時間とする、③長期休業中は学期中に準じて休養日や練習時間を設定する ― と明記していることを紹介。私は、これに基づいて加須市の方針を策定し、徹底するよう求めました。
 
 杉田部長は、国や県のガイドラインをふまえ、今年度中に市の部活動方針を策定すると答弁しました。
 
 さらに、私は、学校現場では勝利至上主義からハードな練習になっていることを指摘。生徒や教員の過度な負担とならないよう、国や県のガイドラインでは、大会やコンクール等を見直すよう示唆していることを指摘しました。
 
 これに対し、渡邉義昭・教育長は、「部活動の教育的意義や生徒や部顧問の負担が過度にならないことを考慮して、参加する大会、コンクール等を精査するよう、各学校の校長を指導して参りたい」と答弁しました。
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          雲がおもしろい季節 19日 
 9月15日は「敬老の日」―多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。ところが加須市政は、昨年度から「白寿」と「百寿」の敬老祝金を減額しました。
 私は10日の本会議で、敬老年金の減額について市長をただしました。
 
 加須市敬老祝金贈呈に関する条例第1条では「高齢者に対し、敬老祝金を贈呈することにより、敬老の意を表するとともに、長寿を祝福することを目的とする」と定めています。
 そして、長寿の節目となる喜寿、米寿、白寿、百寿の年齢に達したとき、その長寿を祝福し、さらなる長寿を願って敬老祝金を贈呈しています。
 
 ところが、大橋市政は2017年度から敬老祝金を減額しました。「どこを削ったのか」―長寿の中でも特に記念すべき、誰もがあやかりたいと思い願う、長寿の敬老祝金を、99歳の「白寿」は8万円から5万円の約4割、100歳の「百寿」を10万円から5万円の半分にそれぞれ減額してしまいました。
 
 敬老祝金が減額となったのは、99歳の37人と100歳の18人の合わせて55人、合わせて201万円の減額です。長寿のお祝いで最も祝福される方々です。決して多い人数ではありません。それだけ白寿、百寿を迎えるということは大変なことだということがわかります。
 
 市長は民生委員の会議で、「白寿と百寿の敬老祝金を減額し、その分で民生委員活動費を月額6千円から7千円に引き上げました」と説明しました。これを聞いた民生委員から、「白寿と米寿の敬老祝金を減らして、自分達の活動費が上がったと聞き、非常に心苦しいです」という声があがっています。
 
 私は、「条例の第1条で定めている、敬老の意を表する、長寿を祝福するという目的はいったいどこに行ってしまったのか。高齢者は楽しみが減った、がっかりしたと言っています」ときびしくただしました。
 その上で「最も盛大にお祝いしなければならない長寿の白寿と百寿の敬老祝金を減額するなど言語道断です。削るなら、ムダ遣いの同和事業か、身の丈を超える野中土地区画整理事業を削るべきです。市長は、政策判断を誤りました」ときびしく指摘しました。
 
 大橋良一市長は「社会保障費であっても変えていかなければならない。長寿社会の状況を軽視していくことではない」と答弁しました。
 
 9月15日は「敬老の日」。多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。私は、高齢者が安心して暮らせるよう、長生きしてよかったと思っていただけるよう、引き続き力を尽くします。
 みんなのまち №901 9/30 発行しました。
 みんなのまち №901 9/30 発行しました。 今回は「中学校の部活動」について議会報告をします。
 今回は「中学校の部活動」について議会報告をします。 2018年9月23日
 2018年9月23日 創刊900号を迎えました。
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