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ソバの花 |
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9月定例市議会はすべての審査を終え、今日閉会しました。最終日の本会議では、党議員団が提出した「北朝鮮の核実験に強く抗議し、米朝対話による外向的解決を求める決議」を上程。提出者である党議員団長が、決議文を読み上げて提案理由を説明しました。
決議は、北朝鮮の暴挙を強く抗議するとともに、軍事衝突の可能性が強まっていることをつよく懸念し、軍事衝突は絶対に回避しなければならないことを強調。市議会は、北朝鮮に軍事的な挑発を直ちに中止し、危機を打開するため米朝両国が無条件で直接対話に踏み出すよう、強く求めています。
採決の結果、決議は他会派議員と無所属議員、日本共産党議員団の共闘により多数で可決。国民と市民の安全を守るという、加須市議会の良識を発揮しました。
以下が決議の全文です。
北朝鮮の核実験に強く抗議し、米朝対話による外交的解決を求める決議
北朝鮮は9月3日、6回目の核実験を強行した。北朝鮮の核実験は、今年だけで弾道ミサイル発射を14回も行い、世界と地域の平和と安定にとって重大な脅威であり、累次の国連安保理決議に違反する暴挙である。
国連は今年7月、核兵器を廃絶する核兵器禁止条約を採択し、条約を発効させるため各国の署名手続きが始まっている。このようなとき、北朝鮮の核実験強行は、核兵器のない世界を求める世界の大勢に真っ向から逆らうもので、断じて許されないものである。
加須市は平和都市を宣言し、「全世界の人々に核兵器等の廃絶を強く求め、戦争や紛争などが繰り返されることのないよう、平和の尊さを訴え」ている。そこで加須市議会は、怒りを込めて北朝鮮の暴挙を厳しく糾弾し、強く抗議するものである。
いま大きな危険は、偶発的な事態や誤算によって、軍事衝突が引き起こされる可能性が強まっていることである。万が一、そのような事になれば、その被害は日本にもおよび、極めて深刻な事態とならざるを得ない。おびただしい犠牲をもたらす軍事衝突は絶対に回避しなければならない。
よって加須市議会は、北朝鮮に対して、軍事的な挑発を直ちに中止するよう強く求めるとともに、現在の危機を打開するため、米朝両国が無条件で直接対話に踏み出すよう、強く求めるものである。以上、決議する。
埼玉県加須市議会