新年度予算を審議する「予算市議会」が12日に開会します。審議する議案は全部で47件。内訳は、2015年度予算案と2014年度補正予算が19件。さらに、国民健康保険税と介護保険料の引き上げなど条例関連が22件、その他6件となっています。
今日9日は議案説明会。各議案について所管の部長及び課長が説明しました。審議の焦点は、2015年度予算と国民健康保険税と介護保険料の改正等です。いずれも引き上げる内容となっています。
■国保税改正の内容
①医療給付分の所得割の税率 現行7 %→7.2%に引き上げる
②土地などに課税する資産割 現行19%→15%に引き下げる
③介護納付金の限度額 現行11万円→12万円に引上げる
※国保加入世帯の平均所得は113万円(14年)。前年に比較して2万1千円余り減少。ところが、所得に課税する所得割の税率を0.2%引き上げ総額4300万円の増税です。
■65歳以上の介護保険料改正の内容
①総事業費に対する負担割合 現行21%→22%に
②保険料区分 現行7段階9区分→9段階に
③基準額 現行月額4280円(年51,360円)
→月額4943円(年59,310円)115.5%増
④所得金額の上限 現行190万円→290万円
※介護保険料は、基準額が一人当たり年間約8千円の引き上げになります。総額で約3億円の負担増です。高齢者は年金が連続して引き下げられ、さらに消費税8%の増税できびしい生活を余儀なくされています。市の調査でも、保険料を上げないようにと訴えています。