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(わが家の桜が開花) |
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今月17日、予算市議会最終日に行った5議案の討論のうち、水道事業会計予算についての要旨を報告します。
水道事業会計予算について述べます。
水道事業の目的は、きれいで安い水を提供することであります。しかるに、新年度に洗管のための経費が措置されたことは、私の指摘をふまえたものであり、適正な措置と受けとめます。
それでは、以下3点にわたって当該予算の問題点を述べます。
まず第1は、水道料金にかかわる問題です。
本案の水道料金は、合併後の統合により、騎西、北川辺、大利根地域の3地域の住民に約6000万円もの負担増を押しつけるものであります。
料金統合の際、わが議員団は市民の負担軽減のため、修正案を提出した経緯があり、認めることはできません。
第2は、消費税にかかわる問題です。
2014年4月に消費税8%が強行されました。水道料金にも転嫁されています。新年度の見込額は、6621万8000円にものぼります。市民は、合併による負担増と国の消費税8%による増税でダブルパンチです。
第3は、母子、高齢者、障がい者世帯に対する給水停止の問題です。
水は命です。ところが市は、社会的弱者である母子、高齢者、障害者世帯に対し、滞納を口実に51件(今年1月末)の給水停止を行っています。市は、給水停止は公平性の観点から必要と説明しています。
しかし、滞納世帯が給水停止後に水道料金を納めた件数は16世帯・わずか3割です。母子、高齢者、障害者世帯のきびしい生活実態が伺えます。
市の給水条例には料金の減免規定があります。福祉部署と連携を強め、きめ細かな対応が必要ではないでしょうか。