加須市内の上空を米軍機が低空で飛行訓練し、市民の間から、騒音や恐怖など苦情が相次いでいます。
市民の苦情に対し、防衛省北関東防衛局は米軍機の訓練であることを認めています。
私は、市民の声をもとに市議会・本会議(6月)で、米軍機の低空飛行訓練による騒音被害の対策について質問しました。
大和田一善・環境安全部長は、「自治協力団体を通じての要望や市民の方から直接の要望がありました」と答弁。低空飛行訓練による騒音被害が自治会ぐるみで問題になっていることを明らかにしました。
そのうえで、「低飛行を制限していただきたい旨、埼玉県基地対策協議会を通じ、防衛省等へ要望するよう埼玉県に要望した」と答えました。
さらに、「航空機騒音に対する苦情・相談が寄せられた際には、引き続き苦情者・相談者の話を真摯に伺う」と答えました。
【加須市は横田エリア】
関東平野上空には幅約10㌔、長さ3百㌔にわたり、米軍横田基地が管轄する専用空域(横田エリア)があります。
埼玉上空はこの空域にすっぽり覆われ、米軍機の低空飛行訓練が繰り返し行われています。
このため、加須市内の上空を米軍輸送機C130等による超低空飛行が頻繁に飛来し、市民が不安を募らせています。