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(田んぼにはった氷) |
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12月市議会の一般質問で「橋りょうの安全対策」を提案しました。以下はその要旨です。
市内には、1,107橋の橋りょうがあります。橋りょうの耐震対策は、被災時の円滑な緊急・救助活動や緊急物資の輸送、復旧活動の支援等において不可欠です。
2012年の笹子トンネル天井板落下事故を受け、2014年7月、道路法施行規則が改正されました。橋りょうの定期点検を5年に1回実施し、必要な措置を行うことが定められました。
定期点検は基本的には業務委託。加須市の計画では、2014年度からスタートし、2018年度までの5年間で市内1,107橋の点検をすべて完了させることになっています。総事業費は約2億1,600万円。点検で「区分3・早期措置段階」及び「区分4・緊急措置段階」と診断された橋りょうは、修繕等の措置が義務化されています。
市はこの2年間で42橋を点検し、その結果、「区分3」は2014年度に2橋、2015年度に6橋で合わせて8橋。「区分4」はありませんでした。
私は、この診断結果に基づいて、「区分3」の8橋について速やかな修繕を提案しました。
木村建設部長は、「橋りょう点検については、5年に1回の頻度で点検を実施し、橋の健全度を4段階に区分。良い方から健全1、機能に支障がない状態2、次の点検までに措置を講ずべき状態3の早期措置段階、緊急に措置を講ずべき状態4の緊急措置段階。区分3・4は、修繕等の措置が義務化されました」と答えました。
この方針に沿って、「区分3」の8橋は5年以内に修繕すること。また、今年度は460橋、2017年度は303橋、2018年度は302橋の合計1,065橋の点検が計画されており、診断結果に基づき同様に対応する―これは当然なことです。