埼玉東部消防組合議会で29日、2024年度決算で救急搬送状況について質疑しました。最多照会件数は28回、最長現場滞在時間は4時間49分にも及びました。
照会件数4回以上滞在時間30分以上の搬送困難事案は1,094件です。
受入不能の理由は処置困難、専門外、医師不足、手術中、ベッド満床などです。
・出動件数:26,400件
・搬送人員:23,693人
・照会回数:
1回17,767件
2回3,426件
3回1,221件
4件1,129件
※最多照会回数:28回
(理由…処置困難、専門外、ベッド満床、手術中等)
・最長現場滞在時間:4時間49分
・搬送困事案件数:1,094件(照会回数4回以上滞在時間30分以上)
・不搬送件数:2,888件
・コロナ搬送件数:479件
・熱中症の搬送件数:402件
医療機関や医師などの医療スタッフの不足で、救急隊が急いで駆けつけても搬送できない救急現場の厳しい状況がわかります。救急隊は救える命は必ず救うという強い使命で取り組んいます。
対策について、救急課長は「搬送困難事案は第6号基準に基づき、新久喜総合病院、春日部庄和中央病院、独協埼玉医療センターに搬送する」と答弁しました。
【受入医療機関確保基準】
傷病者の受入に関する消防機関と医療機関との間の合意を形成するための基準その他傷病者の受入れを行う医療機関の確保に資する事項を定めるもの(消防法第35条の5第2項第6号)
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